抄録
筆者らは、これまで、水中画像雑音除去のため、Multivariate Shrinkage法を考案し、さらにContourlet変換領域での雑音除去法を適用することで、優れた雑音除去性能が実現できることを示してきた。本論文では、非ガウスMultivariate Shrinkage法の導出、及び反復アルゴリズムとその収束特性、信号電力のMAP推定、さらにContourlet変換領域の完備性の利用による雑音除去能力の改善について述べる。また、様々な手法で比較結果を示し、その優れた雑音除去性能を評価している。