抄録
本研究では、遺伝的アルゴリズムにおいて最も重要な操作の一つである交叉の効果について解析した。そのため三つの交叉法を用い、進化速度における交叉の役割について比較した。交叉法として(1)一点交叉(2)一様交叉(3)gene pool交叉を採用した。Fisherによると、突然変異のない場合、平均適応度の増加は適応度の分散に比例する。そのため、各交叉法において適応度の平均と分散の時間変化の関係を調べた。その結果、交叉が適応度の分散に与える影響を調べることにより、進化速度に対する交叉の効果がある程度予測できることを示した。