静電気イミュニティ試験におけるプリント配線板上パターン導体間発生電圧のFDTD法による検討

抄録

著者らはこれまで、プリント配線板パターン導体間のESDフラッシオーバ電圧の検討を実施している。国際規格IEC61000-4-2では50Ω負荷に対する電圧波形が規定されているがパターン導体間に発生する電圧波形は電圧値が高いことや周波数が高いことから直接測定することは困難である。そこで時間領域時間差分(FDTD)モデリング法を用いて、ESDガントリガ時のプリント配線板パターン導体間に生じる電圧波形を数値計算より求めた。