抄録
本研究は、大気圧空気の不平等電界ギャップでの交流火花破壊に与えるCO2ガス濃度効果とレーザ制御を調べたものである。供試ギャップは、先端を半球状にした直径0.5cmの黄銅棒電極と直径40cmの銅平板電極をギャップ長6.25cmで垂直に配置したものである。供試ガスは大気中を模擬した合成空気(N2:79% O2:21%)に微量のCO2ガス(CO2混合率XCO2=0~2.0%)を混合したものである。この放電条件下で交流電圧を印加し、火花破壊特性を調べた。火花破壊電圧は合成空気のみで85.4kVであり、僅かなCO2の混合(XCO2=2.0%)で50.1kVまで低下した。さらに、交流電圧の波高値付近をYAGレーザ(波長:355nm,パルス幅:5ns)で照射すると、火花破壊電圧はより低下した。