抄録
本研究は、電気二重層キャパシタ(EDLC: Electric double layer capacitor)の性能向上へ大きく影響を与える電極材料である活性炭を、有機性廃棄物であるコーヒー粕を用いて作製し、高性能で安価なEDLCの開発と有機性廃棄物の有効利用を目的としている。本論文では、コーヒー粕活性炭を3種類の賦活剤を用いて作製し、比表面積と細孔径分布、表面官能基から評価した。その結果、EDLCの性能向上において重要となる比表面積は、賦活剤としてKOHを用いたときに1982m2/gと高い値を示した。また、水系電解液を用いる際、静電容量の増加に寄与するカルボキシル基の割合も最大となり、EDLC用炭素材料として優れた特性を有すると考えられる。