抄録
低炭素化社会に向け、再生可能エネルギーの利用拡大が求められている中、次世代太陽電池として期待される色素増感太陽電池は実用化段階へと移行しつつある。 実用化に向け、克服すべき課題は大面積化, 高効率化, 高耐久性の実現である。 本研究では、大面積化, 高効率化に着目し、特に集電電極におけるグリッドの材質と形状の最適化を図った。 グリッド材としてはこれまでのAuに替え、導電率の高いAgを採用し、グリッド幅を調整することで最適な開口率を見出した。 結果、作用極と対極双方にグリッドを導入することで、50 mm角セルでは開口率84 %で効率8.33 %を達成し、10 cm角セルでは、4.58 %を得た。