抄録
ネオジムを使用した永久磁石リニア同期モータとリニア同期リラクタンスモータの推力を異なる極数とスロットごとに比較し、リニア同期リラクタンスモータが同等の推力を持つよう形状変化を行った。比較した4極6スロットリニア同期リラクタンスモータの磁極面を4倍(幅2倍、奥行2倍)にし、コイル巻き数を1.5倍にすることで永久磁石リニア同期モータと同等の推力を得ることができた。しかし、推力脈動率は2倍以上になった。8極9スロットも4極6スロットと同条件で同等の推力を得ることができたが、推力脈動率は3倍になった。