抄録
電力機器の絶縁診断では主に、UHF法と呼ばれる部分放電(PD)放射電磁波の測定が行われている。放射電磁波測定による更なる絶縁診断の高精度化のためには、放射源であるPD電流パルスと電磁波の関係を理解することが重要である。そこで、筆者らは、SHF帯領域までの放電電流パルス波形を正確に測定できる装置(SHF_PDPW装置)を構築し、PD電流パルス波形の測定を行っている。本論文では、SF6代替ガスとして期待されているN2ガスやCO2、Dry air、CF4ガスを対象に、SHF_PDPW装置を用いてPD電流パルス波形の測定を行った。測定システムの帯域がこれらPD電流パルス測定波形に及ぼす影響を検討した。