抄録
電気自動車に用いられる電源システムにおいてはエネルギー蓄積要素として大容量の電池が用いられているが、一般に電池の寿命は高周波のリプル電流によって短くなる。一方、高周波のリプル電流が流れても劣化の少ない電気二重層キャパシタは容量が小さい問題がある。そこで、この2つを併用する方法が考えられる。本研究では、電気二重層キャパシタと電池のそれぞれに、異なる周波数応答特性を持つ双方向DC-DCコンバータを設けたハイブリッド電源システムを提案する。このシステムでは充放電電流の高周波成分を電気二重層キャパシタに、低周波成分を電池に分離して流すことができる。この動作解析を行い、システムの有用性を確認する。