主催: 電気関係学会九州支部連合会
会議名: 平成25年度 電気関係学会九州支部連合大会
回次: 66
開催地: 熊本大学
開催日: 2013/09/24 - 2013/09/25
我が国の市街地周辺では住宅が傾斜地上に広がっていることが多く,このような場所に対する小セルエリア設計では,基地局から1km程度内にある傾斜地での伝搬損失特性が必要となるため,市街地伝搬損失推定式に近距離を対象とした傾斜地補正を行う方法が提案されている.本稿では,小倉南区の傾斜地 (志井鷹羽台)において受信レベル測定を行い,傾斜地補正法を確立するための基礎となる伝搬損失特性について検討したので報告する.検討の結果,志井鷹羽台では基地局が見通しとなる場所が多いため,伝搬損失の距離特性は市街地に比べ測定エリア内で平均22dB程度低くなることが分かった.