主催: 電気関係学会九州支部連合会
会議名: 平成25年度 電気関係学会九州支部連合大会
回次: 66
開催地: 熊本大学
開催日: 2013/09/24 - 2013/09/25
近年,ワイヤレス電力伝送技術の研究が,2007年に発表されたMITによる磁界共振方式を契機として盛んになっている.その研究の多くは共振器間のみの効率に注目しているが,実際の応用を考えるとインバータなどの内部抵抗も含めた効率が重要である.本研究では,まず,結合係数が小さいコイルの場合でも共振現象を利用すればLC相殺の原理により伝送電力を増加できることを示す.次に,ワイヤレス電力伝送回路に内部抵抗が存在する場合の総合効率,入出力電力及び共振電圧について検討すると共に,実際に実験を行い理論値と測定値の比較をする.