抄録
物体の動作認識技術は,監視カメラシステムやパラメトリック認証等,様々な分野で応用が期待されている.この問題解決にあたり,近年では,立体高次局所自己相関(CHLAC)特徴や,その発展型が提案され,高い識別性能を示している.この手法は,物体の動きと形の両特徴を251次元のベクトルとして記述するものである.また,CHLAC性質として「加法性」「位置不変性」等がある.本論文では,これらのCHLAC特徴量の性質を追求するとともに,部分空間法やAdaBoost等の識別器との相性を図り,新しい動作認識手法の提案を行う.