抄録
道路網や公共交通網を記述した地図データベースに重ね合わせるような形で、交通情報を蓄積するとき、交差点、駅、バス停、POIのような地点データだけでなく、道路の区間、公共交通の路線などを精密に記述する必要がある。そのため、地図データベースでは点オブジェクトに加え、区間オブジェクトや関連オブジェクトを扱える必要がある。これらの3種のオブジェクトは全体でグラフ構造をなす。さらには、R言語のような外部言語のオブジェクトとデータベースシステム内のオブジェクトとのマッピングが簡単にできる必要がある。本発表は、R言語のグラフ構造のオブジェクトをリレーショナルデータベースのテーブルにマッピングした上で、福岡市内の道路網の地図データベースを試作した報告である。