主催: 電気関係学会九州支部連合会
会議名: 平成25年度 電気関係学会九州支部連合大会
回次: 66
開催地: 熊本大学
開催日: 2013/09/24 - 2013/09/25
組合せゲーム理論における温度決定手法の一つに Temperature Discovery Search(TDS)がある.TDS ではミニマックス探索を行って温度を求めているが,囲碁の局面では終局へ行き着くまでの手数が多く,ミニマックス探索を行うことが難しい.そこで本研究では,コミの調整を用いたシミュレーションに基づく探索法を用いることで近似的にミニマックス木を求め,ミニマックス探索に近い探索を行うことを可能にし,TDSを囲碁に適用する手法を提案した.本手法を用いていくつかの囲碁の部分局面に対して温度を求め,求めた温度の精度を実験的に検証した.