主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成26年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 67
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2014/09/16 - 2014/09/17
実数ハフマン系列は,その非周期自己相関特性が左右の両端を除き完全に直交する.そのため,周期Nのビットデータを長さM=2kN+1のハフマン系列によって拡散変調することで相関出力のサイドローブを完全に0にすることができる.したがって,この系列は通信と測距を同時に行うシステムに有効である.本稿では,AWGN環境下において,CW妨害を受ける実数ハフマン系列を用いたスペクトル拡散方式のビット誤り率特性を理論的に解析する.理論解析によって、ビットレートを固定したまま,系列長Mを増加させることによって,このシステムのCW妨害耐性を向上できることを示す.