主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成26年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 67
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2014/09/16 - 2014/09/17
QRコードの視覚的誘因性と機械可読性を考慮した装飾手法を提案する.リードソロモン符号の誤り訂正機能を使用することで,画像の重畳によりQRコードを装飾する手法がこれまでに提案されている.この手法は内容の識別や視覚的誘因性の向上といった利点がある.一方で,誤り訂正機能の使用による欠損や汚れに対する機械可読性の低下という問題点もある.本研究で提案する手法はQRコード内の符号列を多目的遺伝的アルゴリズムを用いて最適化を行なう.これより,最初に与えた画像に類似するQRコードのモジュールパターンを探索する.画像を重畳した場合の誤り訂正機能の使用率も考慮することで視覚的誘因性と機械可読性を両立した装飾を実現する.