主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 68
開催地: 福岡大学
開催日: 2015/09/26 - 2015/09/27
将来の水素エネルギー社会の構築に向けて、圧縮水素ガスよりも体積密度の大きい液体水素の活用が望まれている。その際、容器内の液体水素の残量を正確に把握する必要があり、その手法の1つとしてMgB2線材を用いた2本平行配置型超電導式液面計を提案し、有用性を明らかとしてきた。本研究では、より高精度な当該液面計の実現を目指して、センサ感部に用いるMgB2線材に最適なシース材について検討した。まず、これまでに用いてきたステンレス鋼シース線の抵抗の温度依存性を実験的に評価した。次に、新たに試作した複数のCuNiシース線の臨界電流を液体ヘリウム中で測定した。