電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-2A-05
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周方向交流磁界印加によるHTSテープ巻線の遮蔽電流磁界の低減
*岡部 祐麻柁川 一弘
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抄録

現在、MRIやNMR用超電導マグネットには低温超電導多芯線が用いられている。これは、高い磁界均一度を必要とするためである。また、高温超電導(HTS)線はテープ形状であるため、遮蔽電流による磁化が大きく、これを巻線したコイルでは中心磁界が不均一となる。そこで、異常横磁界効果を利用してHTSテープ線の磁化を消磁する方法が提案されている。HTSコイルの軸方向に交流磁界を印加して、遮蔽電流磁界を消磁する方法はこれまでに検証されている。一方、HTSコイルに対して消磁コイルをトロイダル状に巻線し、HTSコイルの周方向に交流磁界を印加する方法もある。しかし、後者については未検証であったため、今回検討した結果について報告する。

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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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