主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 68
開催地: 福岡大学
開催日: 2015/09/26 - 2015/09/27
現在REBCO超伝導線材を用いたMRI用超伝導マグネットの研究開発が進められており、液体窒素温度での使用・高磁界化といった発展が期待されている。しかし、線材幅広面に印加される磁界により誘起された遮蔽電流がマグネット発生磁界を乱すという問題があり、ppmオーダーの磁界均一性が要求されるMRI用マグネットでは重大な問題となる。本研究では、まずこの様相を定量的に観測するため、REBCO線材を用いて小型テストコイルを試作し、直流バイアス磁界中で通電試験を行い、コイル中心における磁界変化を調べた。また、遮蔽電流の減衰を時定数を用いた近似式によって表記し、遮蔽電流による発生磁場の乱れを早々に解消できる通電法について考察した。