抄録
広範囲な領域や直接設置できない場所で観測が可能となるため,自律的に移動可能なモバイルノードを導入した移動型センサネットワークが注目されている.これまでに,移動型センサネットワークのためのネットワーク構築アルゴリズムとして,理想移動方式や仮想レール方式が考えられている.しかしながら,理想移動方式では基地局周辺のノードの負荷が大きく,仮想レール方式では基地局遠方のノードの移動距離が長くなる傾向がある.本研究では,移動型センサネットワークの長期間稼働のために,理想移動方式と仮想レール方式を組み合わせた手法を提案し,ネットワーク稼働時間のシミュレーションにより提案手法の有効性を示す.