海中で撮影された映像を海上へと伝送し，リアルタイムで確認することで水中ロボットを用いた海底資源開発などに活用することができる．しかし，海中では電波の減衰が大きく，電波での無線通信を行うことができない．また，音波を用いた通信では伝送速度や雑音源などの課題が多く挙げられる．そこで，本研究では可視光を用いた通信についての提案を行う．可視光を用いた通信は，減衰や雑音への耐性が期待できるが，大出力のLEDを用いる必要があるため，スイッチング時間に制約が生じる．そのため，伝送速度を制限する必要があり，撮影した映像からデータを間引くことでこの課題に対する解決手段を検討した．
