主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
地中配電設備は導入されてから30年以上が経過しており、高経年設備の絶縁劣化が懸念される。しかし、劣化診断技術は確立されておらず、現状の設備保全に関しては主に外観の点検のみにとどまっている。そこで、使用限界までの設備の有効活用と事故の未然防止の観点から地中配電設備の絶縁劣化診断技術の確立に向け、地中開閉器塔に使用されるモールド変圧器の部分放電メカニズムの解明を実施する。本報では、モールド変圧器の巻き線層間に存在するボイドを模擬した模擬試験片を用いてヒートサイクル試験を行い、放電頻度と温度の相関関係を明らかにした結果について述べる。