電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2A-07
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模擬PDパルスのケーブル伝搬特性の検証
*三谷 友倫迫田 達也三宅 琢磨
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抄録

近年,電力ケーブル等の電力設備における高経年化が進行し,設備の保守や安定した電力の供給を保つために劣化箇所や欠陥箇所を早期に把握,監視するための技術が求められている。 本報では,電力ケーブルにて発生する部分放電を模擬したPDパルスを用いて40 mの22kV級CVケーブルの遮蔽層を伝搬するパルスの伝搬特性の検証を行った結果について述べる。結果として,電流パルスの伝搬速度は一般的に理解されている光速の200 m/μsよりも早く,235 m/μsであった。また,パルスを構築する全ての周波数帯において40 mの伝搬による信号強度の減衰を確認した。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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