電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2A-12
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鉱油における交流破壊電界の距離効果と脱気の影響
*蒲原 聖也高村 紀充荒岡 信隆前和田 祐介吉田 貴紀花井 正広
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抄録

現在、電力機器に用いられている液体絶縁材料として鉱油がある。鉱油は液体絶縁材料として以前から使用されており、これまで絶縁特性に関する多くの研究報告が行われている。一般に鉱油の絶縁破壊電界はギャップ長の約(-1/3)乗で低下することが距離効果として知られている。しかし、ギャップ長増加に伴う破壊電界低の傾きは(-1/3)乗よりも小さい傾向にあるとの報告が近年なされている。その原因究明のため今回、球対球電極間に交流電圧を印加し、新油の鉱油でギャップ長を変化させた場合の距離効果を、脱気した鉱油と脱気しなかった鉱油で調査、比較したので報告する。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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