電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-2A-02
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海水電解設備を導入した小規模電力系統における最適運用方法及び最適設備容量の検討
*桃原 翔太千住 智信
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抄録

我が国には離島が多数存在しており, 発電単価の高いディーゼル発電機による電力供給が行われてきた. これらの解決策として再生可能エネルギー発電設備(RES)が導入されるようになっているが, RESが大量導入された場合には, 余剰電力の問題が生ずる. また, 小規模離島における問題点として, 人口減少による過疎化進行があり, 結果的に産業衰退や地域の高齢化を招く. そこで本研究では, 水素製造方法として, 海水の電気分解にRESの余剰電力を利用する. 豊富に存在する海水を分解利用することで, 次亜塩素酸ナトリウムが同時に生成される. これを化学製品として売却することにより, 高効率で経済的な電力系統を達成し, 離島の産業促進効果も期待できる.

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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