主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
我が国には離島が多数存在しており, 発電単価の高いディーゼル発電機による電力供給が行われてきた. これらの解決策として再生可能エネルギー発電設備(RES)が導入されるようになっているが, RESが大量導入された場合には, 余剰電力の問題が生ずる. また, 小規模離島における問題点として, 人口減少による過疎化進行があり, 結果的に産業衰退や地域の高齢化を招く. そこで本研究では, 水素製造方法として, 海水の電気分解にRESの余剰電力を利用する. 豊富に存在する海水を分解利用することで, 次亜塩素酸ナトリウムが同時に生成される. これを化学製品として売却することにより, 高効率で経済的な電力系統を達成し, 離島の産業促進効果も期待できる.