電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-1A-07
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酸素雰囲気中バリア放電によるカーボンナノチューブの表面改質と固体高分子型燃料電池への応用
*新垣 翔太今坂 公宣
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抄録

酸素雰囲気中でバリア放電を発生することでオゾンを生成し、カーボンナノチューブ(CNT)を酸化処理することでCNTの表面改質を行った。表面改質状態をFTIRおよびXPSで分析することにより水分散しやすいカルボキシル基の導入を確認した。また、表面改質CNTを固体高分子型燃料電池の電極材料に用いた4種類の電極を作製し、動作特性実験を行った。その結果、未処理のCNTよりも表面改質CNTの方が高い出力を得ることができ、特に水素極側に表面改質したCNTを用いることが一番良い出力を得ることができた。これは水素極に表面改質したCNTを用いたことで燃料である水素がより反応し、出力が向上したと考えられる。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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