電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2P-14
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遅延時間を考慮したピーク電流モード制御DC-DCコンバータの限界動作周波数
*右手 凌今岡 淳庄山 正仁
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抄録

一般的なDC-DCコンバータの制御方式には電圧モード制御が広く用いられているが、高速な応答性や位相補償設計の容易さ等の理由からピーク電流モード制御が注目されている。しかし、ピーク電流モード制御では、時比率を制御するPWMコンパレータの処理に遅延時間が発生した場合に、設定したスイッチング周波数以下で動作してしまう問題点がある。また、この現象は入出力電圧差が大きく時比率が低い場合において顕著に現れることが確認されている。そこで本研究では、ピーク電流モード制御を適用した降圧型DC-DCコンバータにおいて、PWMコンパレータに遅延時間が発生した場合の時比率と限界動作周波数の関係について明らかにしたので報告する。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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