主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
貴金属半無限板に奇対称プラズモン表面波を励振したときの端点における反射波と放射波を,積分変換論に基づくウィーナー・ホッフ法により解析する.板の材料は金や銀の薄膜とし,入射波はH偏波とする.インピーダンス形の境界条件を適用して,板に誘導される表面電流分布に関するウィーナー・ホッフ方程式を導き,フーリエ逆変換の形で散乱界を積分表現する.積分を評価する際には,表面波界については留数計算を行い,遠方放射界については鞍部点法を適用する.表面波反射係数の位相情報を用いて,端点から放射方向にある距離で仮想的な磁壁を置いたときの等価的な反射点を求め,両方に端点をもつ貴金属ストリップの共振条件を基礎付けるためのデータとする.