主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
近年スマートフォンなどの移動通信端末が急速に普及しており電磁波が身近で利用される機会が増大している。無線通信機器によって使用される周波数帯では電磁波エネルギーの吸収によって生体組織に生じる熱的作用が支配的であり比吸収率(Specific Absorption Rate:SAR) を指標として評価がされている。人体頭部付近での使用を想定される無線通信機器の電磁波による人体への影響評価が必要である。本論文では人体頭部を同心円多層膜構造と平面多層構造でモデル化し、FDTD 法を用いてSAR 評価している。周波数は第4、第5 世代通信システムを考慮する。電界分布及びSAR分布の比較検討を行っている。