主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
プログラミング言語の構文定義や静的解析ツールの作成には、構文解析器が不可欠である。構文解析器は通常、入力として構文を定義した形式文法ファイルを必要とするジェネレータで生成する。このとき文法ファイルにミスがある場合、意図しない構文解析器が生成される可能性がある。また、文法ファイルのチェックには、文法ファイルの変更ごとにジェネレータで構文解析器を生成し動作を確認する必要があり、手間と時間がかかる。そこで本研究では、文法ファイルのチェックツールTamiasを試作する。Tamiasのチェック対象は解析表現文法とし、上記の動作確認による手間と時間の削減とともに解析表現文法特有の問題についても検出および検証が可能である。