主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
超高齢社会の進展に伴い,高齢者の日常を見守るサービスの需要が増えている.そこで著者らはニューラルネットワークを用いて,生活異常音の検出を行う見守りシステムの提案をしている.しかし学習のための生活異常音の全てをあらかじめ収集するのは,極めて困難である.本研究は入力された音が事前に学習されているか,されていないかを判別し,未学習音が検出された場合に,安否を確認する.7種類の学習済み生活音に対して,1種類の未学習音を入力した場合のニューラルネットワークの出力値の統計的性質を,学習済み音のそれと比較し,しきい値を変化させて両者を識別する方法を考案し,入力データの正規化の有無と活性化関数を変えて認識実験を行った結果を報告する.