電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-1P-02
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機械学習を用いた歩行音による転倒の予測の研究
*森 健浩西 宏之木村 義政
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抄録

本研究は,高齢社会で大きな問題になっている転倒に着目しその前段階として高齢者がすり足で歩く傾向にあることに着目する.通常の歩行とすり足とでは歩行音の音響的特徴が大きく異なることを利用するとともに,音響的特徴を入力とし,つま先の床との距離を回帰出力とするニューラルネットワークを用いてすり足を検出し,すり足が検出された場合に,高齢者に警告もしくは,注意喚起を与えることで転倒を防止するものである.フローリングの床を前提とし,室内履き着用時,裸足および,靴下による通常の歩行音,すり足の歩行音および,通常とすり足の中間の歩行音を5分程度ずつ収録し,その半数を学習用,残りを評価用として識別実験を行った.

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© 2018 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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