電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-11
会議情報

焼酎粕からのKOH-炭酸ガス二段階賦活活性炭の作成と静電容量評価
*林 健太朗江口 卓弥田島 大輔熊谷 誠治
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

背景としては、処理で問題となっている焼酎粕を電気二重層キャパシタに用いる電極材料として、二段階賦活処理を行った。することで従来の活性炭より静電容量の大きい活性炭作成を目指して行った。作成方法は、焼酎粕を600℃炭化させ、KOHでアルカリ賦活し、さらにCO₂でガス賦活処理を行い、二段階賦活活性炭を作成した。評価方法として、CV(cyclic voltammetry)法より、比静電容量を算出する。二段階賦活処理を行うことで、KOHのみで賦活した賦活活性炭よりも比表面積は大きいと予想される。これは、KOH賦活処理ではメソ細孔(2-50nm)を発達させ、CO₂でガス賦活はミクロ細孔(2nm以下)を発達させるためと考えられる。

著者関連情報
© 2018 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top