電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-12
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マイクロ波によるカニ殻活性炭の作製と電気二重層キャパシタ用電極材料への応用
*大石 竜生江口 卓也田島 大輔
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抄録

近年、リチウムイオン電池の代替え電池として電気二重層キャパシタの注目が高まっている。急速な充放電が可能な事と数百万サイクル充電ができるからである。日本は水産資源豊富な国なのでカニ殻から電気二重層キャパシタを作る。通常の電気炉を使用して炭化や賦活処理を行うと3日から4日かかってしまうのだが、電子レンジを用いることでそのかかる時間を1日と大幅に短縮できる。さらには、マイクロ波で水を振動させて炭化物の表面を削るという賦活処理であるために、窒素ガスなどを使わないためコストなどを削減できる。500Wで10分と11分で分けて炭化処理を行い、出来た炭化物と水を混ぜて再び500W10分で賦活する。

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© 2018 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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