主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
本研究室ではこれまでにクエン酸や塩化アンモニウムをベースとするめっき浴から優れた軟磁気特性を有するFe-Ni系膜が作製可能であることを示してきた。また,最近ではクエン酸浴および塩化アンモニウム浴から作製したFe-Ni膜の保磁力要因に関する検討を行い,塩化アンモニウム浴から作製したFe-Ni膜には①磁気歪みを介した異方性が誘起される可能性があること,②その大きさが浴内の塩化物イオン濃度に依存すること,などを示した。本稿では,Fe-Ni合金よりも磁気歪みの大きな合金,具体的にはFe-Co合金を様々な塩化物イオン濃度のめっき浴から成膜し,その磁気特性を評価したのでその結果を報告する。