電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-1A-04
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パルス式残留電荷法における残留電荷のパルス幅依存性の検討
*池田 佑允山口 龍馬三宅 琢磨迫田 達也泉川 毅吉澤 輝廣川 光晴佐藤 英章春山 浩
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抄録

架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルにおいては,絶縁体である架橋ポリエチレンの架橋方式を湿式架橋方式から乾式架橋方式に変えたことで水トリーの発生確率が大幅に減少すると考えられている。しかし、敷設30年近いケーブルにおいて水トリーが検出された。今後,高経年化によって同様な事象が増加することが懸念されることから,水トリーの劣化診断および設備更新のコスト削減のための位置標定に主眼を置いた研究は有用であると考えられる。本報告では,位置標定を行うために最適な残留電荷放出電圧パルスの条件を検討するため,電圧パルスのパルス幅を変えて残留電荷の挙動を観察した結果を報告する。

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© 2018 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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