主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
我々は雷が風力発電機のブレードを貫通してしまうという問題を受け、これまで放電による絶縁物貫通現象について調査してきた。現在のブレードの耐雷対策としてレセプタで受雷する方法があるが、レセプタによる受雷に失敗した場合、ブレードに着雷して貫通してしまうことがある。そこで、我々は絶縁物の表面抵抗を低下させることで沿面放電しやすくなり放電による貫通被害を防ぐことができるのではないかと考え、棒電極の直下に半導電性ポリオレフィンフィルムを配置して負極性雷インパルス放電を発生させる実験を行った。本論文では、放電によるフィルムの貫通の有無や放電の様子を観測した結果について報告する。