主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
希土類(RE)系高温超電導(HTS)線材は機械強度に優れているため、大きな電磁力が加わる強磁界発生用マグネットのインサートコイルとして適用が検討されている。その一環として、東北大を中心に製作された25 T無冷媒超電導マグネットにおけるRE系HTSインサートを2枚のRE系線材の超電導層側同士を対向させて無絶縁で貼り合わせた後に全体を電気絶縁したバンドル導体を用いて、より高い安定性を有するHTSインサートを製作・試験する計画である。今回は、単線を巻いた場合の初期励磁時の交流損失と比較して、2枚バンドル導体で置き換えた場合のHTSインサートで発生する交流損失を理論的に評価した結果について報告する。