電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-03
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三次元点群を用いたコンクリート壁面の表面性状分析手法
*入谷 大地硴崎 賢一荒木 俊輔向井 智久
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抄録

地震で被災したコンクリート造建築物に対する,正確な損傷分析手法が求められている.そこで我々は,建物をレーザープロファイラで計測した三次元点群データを用いた,損傷等の表面性状分析を行う手法を開発している.三次元点群データには5mm程度の計測誤差が含まれているため,そのままでは,建築物の壁面の精密な分析には利用できないという問題がある.そこで本報告では,誤差を軽減するために三次元点群に統計的な処理を行って精度を上げた計測データを取得し,壁面の表面性状の精密な分析を行う手法を示す.また,耐震実験で加力し損傷させたコンクリート壁面の三次元点群データに対して分析を行い提案手法が有効であることを確認した.

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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