電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-04
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三次元点群を用いたコンクリートの表面性状分析手法による被災した建物の損傷分析
*三島 直也硴崎 賢一荒木 俊輔向井 智久
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抄録

地震により被害を受けた鉄筋コンクリート造建築物の壁面や柱などの,正確な損傷の分析手法が求められている.そこで我々は,建物の壁面等をレーザープロファイラで計測した三次元点群データを用いて,コンクリート表面の損傷等の表面性状分析を行う手法を開発し,実験体の計測による評価では本手法が有効であることを確認した.この分析手法の有効性を実際のデータで検証するために,熊本地震で被災・損傷した益城町役場の被災後の状態を計測した三次元点群データを対象にして,提案手法による損傷分析を行った.益城町役場の床面と壁面に対して損傷分析を行い,本手法の有効性が確認できたため,その結果について報告する.

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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