主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
近年,自動運転技術の発展によりEthernetを車載通信用途として転用する動きがある.Ethernetで用いられる差動伝送方式はその特性上,不要放射も少ない.しかしながら,ケーブル長に起因する若干の不平衡やシールドの特性によりディ ファレンシャルモード電流がコモンモード電流に変換されることがある.コモンモード電流は放射に大きく影響するため,事前に評価を行うことが重要である.本報告ではCISPR25に準拠した環境でSTPケーブルのコモンモード電流と放射電界 を測定し,その関係について検討した.その結果,測定されたコモンモード電流の最大値と放射電界の最大値には強い関係があることが確認できた.