電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 08-2A-12
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壁面によって生じる両耳間の聞こえ方の違いが障害物知覚に与える影響
*原 裕平上見 憲弘
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抄録

視覚障碍者の中には、音の反射等から音を出さない障害物を知覚できる者がいる。我々は、このような知覚を後天盲の方でも習得しやすくすることを目的としている。このような障害物知覚能力には、環境音を用いる場合と、自発音を用いる場合がある。特に環境音におけるカラーレーションに着目し、目標障害物の知覚にその周辺の反射物からの影響について調べてきた。本研究では、周辺の壁面の存在によって生じる左右の耳の聞こえ方の違いが障害物知覚にどのような影響があるかについて調べた。その結果、壁面により両耳間の聞こえ方に差があるとき、どの程度の距離知覚が可能なのかを明らかにした。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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