電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2P-11
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電界利用率を変化させた針電極系における鉱油中負極性PD電流パルス波形の立ち上がり時間特性
*山内 辰浩大塚 信也
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抄録

著者らはこれまで、UHF法の高度化及び放電現象の理解を目的に、EHF帯(30~300 GHz)の一部である70 GHzまでの測定帯域を有する計測装置を構築し、絶縁油あるいはSF6ガスや代替ガス中の部分放電(PD)電流パルス波形を詳細に検討している。その結果、絶縁油中の負極性PD電流パルス波形はpsオーダの立ち上がり時間を有することを確認している。本論文では、鉱油中において異物近傍の電界分布がPD電流パルス波形の立ち上がり時間に及ぼす影響の検討として、針―平板電極の針電極の先端曲率半径を変化させ、測定周波数帯域70 GHzの超広帯域計測システムを用いて鉱油中負極性PD電流パルス波形を測定し、psオーダ立ち上がり時間の電界利用率依存性について検討した。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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