主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
本報告では、Ku帯を使用する鹿児島大学の人工衛星地球局で採用されているRoF(radio-on-fiber)リンクのシステム全体の最適化として、光変調器内蔵レーザ(EML)を用いるリンク内の周波数変換(光IFコンバータ)の可能性を探る。具体的には、光IFコンバータにおけるEML近辺のインピーダンス整合改良を提案し、数値計算による確認を行い以下の3点を明らかにした。1) EAMの出力インピーダンスZ2に対して出力損失は単調増加の後、飽和する。2) Qマッチ採用時の周波数帯域はZ2に対して単調に広がる。3) 擬似バラン採用時の周波数帯域はほぼZ2無依存である。