主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
従来より、建築物外壁仕上げ材のクラックおよび剥離等不具合の計測には打音式検査法が採用されており、簡便に検知可能であることから広く普及している。打音法では、検査者が聴感で判断しているが、熟練技術者の減少が想定されるため、非破壊かつ定量的な判定が可能なシステムの開発が望まれている。本研究は、打音法に代わる非破壊検査手段として、透過性に優れたマイクロ波・ミリ波を使用した診断法の開発を目的としている。講演では、周波数 30-60 GHz のミリ波帯を使用、模擬試供体を対象として、反射波の位相干渉(ファブリーペロ―干渉)を利用した手法による、クラック・浮き等の有無の検証とイメージング画像形成の結果について報告する。