電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 09-1A-08
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テラヘルツ波の重ね合わせを用いた暗号化無線通信の原理確認
*河合 優佑山内 健太加藤 和利
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抄録

現代は無線通信によって大容量のデータが伝送されており、その量はさらに増加していくと考えられる。それに伴い、無線通信のセキュリティ向上がより重要となる。無線通信では自由空間を伝わる電波が第三者に傍受される可能性があるため、物理層におけるセキュリティ強化が必須の課題である。そこで、我々は信号を2種類のテラヘルツ波に分割して送信し、両方の電波が受信できる場所でのみ信号を復元できるという物理層での暗号化方法を考案し、研究を行っている。今回、フォトミキシングにより生成した2種類のテラヘルツ波を受信機の位置で重ね合わせて観測し、我々が提案する暗号化方式の原理確認を行ったので、その結果を報告する。

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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