電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-1P-08
会議情報

PLD法を用い作製したSi基板上のR(Nd or Pr or Ce)-Fe-B系磁石膜の磁気特性と機械的性質
*松岡 凌平樋口 晃太高嶋 恵佑山下 昂洋柳井 武志中野 正基福永 博俊
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

スパッタリング法を用いた金属基板へのNd-Fe-B系磁石膜の開発においては100 μm以上の厚膜化がなされる一方,MEMS応用を鑑みたSiやガラス基板への作製では,基板と磁石膜の線膨張係数の差より,成膜や熱処理時に応力に伴う磁石膜の剥離現象の発生,ひいては最大20 μmまでの厚膜化が報告されている。我々はPLD法を用い,Si基板上にNd-Fe-B系磁石膜を160 μmまで厚膜化し,微細加工やマイクロ着磁などを検討してきた。本研究では,Nd(Pr)-Fe-B系磁石膜に比べ,飽和磁気分極や結晶磁気異方性は劣るものの,①価格や②Siやガラスに対する線膨張係数に対し優位性を有するCe-Fe-B系磁石膜に着目し,その磁気特性や機械的性質を評価し,NdやPr元素の一部のCe置換の可能性を検討した。

著者関連情報
© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top