電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2A-08
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インジェクコイルを用いた電流パルスの伝播速度の測定
*鶴田 浩誠中口 隆成迫田 達也三宅 琢磨田島 豊三須 一成袴田 将哉廣川 光晴佐藤 英章
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抄録

22kV級の配電用ケーブルには, 架橋ポリエチレンを絶縁体に用いたXLPEケーブルが主に採用されている。1980年代以降に3層同時押出し構造(以降, E-Eケーブルと記載)の採用, 乾式架橋等の水トリー対策によってケーブルの絶縁性能は大幅に向上している。しかし,近年, E-Eケーブルにおいても水トリーの発生が確認され始めた。著者らは配電線路の中で水トリー劣化したE-Eケーブルの劣化度と同ケーブルの区間特定することを目指している。 本報では, 劣化位置標定手法の確立のための基礎研究として,印加電圧により誘起された電流パルスの伝播速度を明らかにするためにインジェクションコイルを用いた電流パルスの伝播速度の測定を行った結果について述べる。

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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