電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1A-08
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4相インバータ相補動作を用いたACモータ駆動システムのコモンモードノイズ低減法
*鶴久 徹野下 裕市庄山 正仁
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抄録

ACモータではインバータのスイッチング素子の急峻な電位変化によって、寄生容量を通してコモンモードノイズ電流が発生するため、ノイズ対策が必要である。しかし、ノイズフィルターは機器の大型化、コストの上昇、損失の増加などの問題を生じる。本稿では、付加回路に依らないインバータのノイズ低減手法として、4相インバータの相補動作を用いたACモータ駆動システムを提案する。提案システムでは、4相インバータを二組に分割し、それぞれの組が相補的にスイッチングを行うことで対地電位変動を発生させない交流電圧出力を行う。シミュレーションを用いた動作検証により提案回路の有効性を確認したので報告する。

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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