最適設計支援のためのRPAを用いた鍛造金型設計案の評価手法に関する一考察

抄録

鍛造製品の製作設計業務は、製品の品質、コスト、納期に関わるため重要であるが、鍛造加工に関する様々な専門知識を必要とするため容易ではない。　この問題を解決するためのシステムとして、工程設計案を生成する工程設計支援システムと、金型設計案を生成する金型設計支援システムとが提案されている。しかし、金型設計案の妥当性を評価する仕組みは未整備であるため、複数の工程設計案や金型設計案の中から最適な設計解を求めることは容易ではない。　そこで本研究では、加工工程と金型の最適設計支援を目的として、Robotic Process Automation(RPA)を用いた金型設計案の評価手法を提案する。